村上春樹

翻訳家 村上春樹   new



村上春樹

1949年生まれの小説家であり翻訳家です。早稲田大学第一文学部映画演劇科を卒業。在学中にジャズ喫茶「ピーターキャット」を経営します。喫茶店を経営する傍ら、小説を執筆。1979年に一作目の長編小説「風の歌を聴け」を群像新人文学賞に応募します。

1979年 風の歌を聴け 群像新人文学賞受賞
  風の歌を聴け 第82回芥川龍之介賞・第1回野間文芸新人賞候補
1980年 1973年のピンボール 第83回芥川龍之介賞・第2回野間文芸新人賞候補
1982年 羊をめぐる冒険 第4回野間文芸新人賞受賞

翻訳家 村上春樹

村上春樹は翻訳家としても有名で、多くの翻訳を手掛けています。

初の翻訳書

  • 1981年 マイ・ロスト・シティー フィッツジェラルド作品集

アメリカの小説家F・スコット・フィッツジェラルドの作品集で、短編小説5編とエッセイ1編が収録されています。

村上春樹は何故翻訳ができたのか

先日、グレート・ギャツビーの原文を読んだという知り合いが「翻訳(村上春樹ではない)は面白くなかったけど、原文読んだら面白かった」と話した。「翻訳ってむずかしいよね?」から「何故、村上春樹は翻訳ができるのか?」という話になった。そこで、村上春樹の翻訳書について調べた。

村上春樹は早稲田大学第一文学部映画演劇科で脚本を学んでいます。英語を専攻したわけでもなく、翻訳を学んだわけでもありません。どうやって翻訳を学んだのでしょうか?

高校の頃から翻訳を読む習慣があり、スキルが身についたと。

やたらたくさん読んでいるうちに翻訳のスキルが身につき、それは「系統的というよりは自己流」。自分の身の丈にあったスタイルをこしらえといて時間をかけて調整したり磨きあげたりして「少しずつ完成形に近づけていく」作業をしてきたそうだ。

村上さんが「すぐれたインストラクター」と敬する柴田元幸さんから35年という翻訳人生で一番学んだことは「正確さ」。原文をできるだけ正確に日本語にうつしかえ原文のトーンを崩さないようにするのが翻訳だという。そのためには、テキストをとことん細かく読み込むことが必要で、そんな「当たり前のことが一番むずかしい」と漏らした。

翻訳は仕事ではなく、趣味だと話し、「一流作家の文章を検証したり向き合ったりする「究極の熟読」で、1行1行横に書かれたものを縦に立て直していく、作家にとって貴重な勉強になる」と話している。

村上春樹 洋書の読み方

  • わからない単語があっても、読み進めること
  • 辞書で調べるために、途中で中断しないこと

村上春樹の翻訳書

スコット・フィッツジェラルド

1896年ミネソタ州生まれ。1920年、「楽園のこちら側」が全米ベストセラーとなります。「グレート・ギャツビー」は多くの小説家に愛されています。

タイトル 発行 収録
マイ・ロスト・シティー 1981 短編5・エッセイ1・村上春樹1編
ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック 1988 短編2・村上春樹8編
バビロンに帰る ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック2 1996 短編5・長編1・村上春樹1編
グレート・ギャツビー 2006  
冬の夢 2009 短篇5

レイモンド・カーヴァー

1938年オレゴン州生まれ。1977年短篇集「頼むから静かにしてくれ」が全米図書賞候補、1983年短編集「大聖堂」が全米批評家協会賞・ピュリッツァー賞候補となります。

タイトル 発行 収録
ぼくが電話をかけている場所 1983 短編8編
夜になると鮭は 1985 短編6・詩3編
ささやかだけれど、役にたつこと 1989 短編小説
カーヴァー・カントリー 1994 私信を含む作品39篇・写真
Carver’s Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選 1994 短編10・エッセイ1・詩1編
必要になったら電話をかけて 2000 短編5編
レイモンド・カーヴァー全集 2004 全8巻
ビギナーズ 2010 短編17編

ジョン・アーヴィング

1942年ニューハンプシャー州生まれ。デビュー作は「熊を放つ」。1978年「ガープの世界」が世界的ベストセラーになり、「サイダーハウス・ルール」の映画化の際に脚本を手掛け、アカデミー賞最優秀脚色賞を受賞しています。

タイトル 発行 初出
熊を放つ 1986 1968

クリス・ヴァン・オールズバーグ

1949年ミシガン州生まれの絵本作家。

タイトル 発行
西風号の遭難 1985
急行「北極号」 1987
名前のない人 1989
ハリス・バーディックの謎 1990
魔法のホウキ 1993
まさ夢いちじく 1994
ベンの見た夢 1996
いまいましい石 2003
2ひきのいけないアリ 2004

ポール・セロー

1941年マサチューセツ州生まれ。小説、旅行記、エッセイ集などの作品があり、映画館

タイトル 発行 収録
ワールズ・エンド 1987 短編集

C・D・B・ブライアン

1936年ニューヨーク、マンハッタンで生まれの作家でありジャーナリストです。 1965年、「PSウィルキンソン」でハーパー賞を受賞。

タイトル 発行 初出
偉大なるデスリフ 1987 1970

トルーマン・カポーティ

1924年ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。1943年、19歳の時に「ミリアム」でオー・ヘンリー賞を受賞します。1958年の「ティファニーで朝食を」が映画化され、大ヒットします。また、実際に起きた事件をインタビューを基に描いた作品「冷血」により、ノンフィクション・ノベルというジャンルを定着させます。

タイトル 発行 初出 収録
おじいさんの思い出 1988    
あるクリスマス 1989 1956  
クリスマスの思い出 1990 1956  
誕生日の子どもたち 2002   短編6編
ティファニーで朝食を 2008 1958  

ティム・オブライエン

1946年ミネソタ州オースティン生まれ。ハーバード大学大学院卒後、ワシントンポストで働きます。1979年「カチアートを追跡して」で全米図書賞受賞。

タイトル 発行 初出
ニュークリア・エイジ 1989 1985
本当の戦争の話をしよう 1990 1990
世界のすべての七月 2004 2002

著/マーク・ヘルプリン、 画/クリス・ヴァン・オールズバーグ

マーク・ヘルプリンは1947年ニューヨーク、マンハッタン生まれ。小説家でありジャーナリスト。

タイトル 発行 初出
白鳥湖 1991 1989

アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カルフォルニア州バークレー生まれ。女性小説家でSF小説家、ファンタジー小説家。「ゲド戦記」などがあり、多くの賞を受賞している。

タイトル 発行 初出
空飛び猫 1993 1988
帰ってきた空飛び猫 1993 1989
素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち 1997 1994
空を駆けるジェーン 空飛び猫物語 2001 1999

マイケル・ギルモア

1951年オレゴン州ポートランド生まれ。

タイトル 発行 初出
心臓を貫かれて 1996 1994

ビル・クロウ

1927年ワシントン州オセロ生まれ。モダンジャズ、ベーシスト。

タイトル 発行 初出
さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想 1996 1992
ジャズ・アネクドーツ 2000 1990

マーク・ストランド

1934年ニューヨーク、ブルックリン生まれ。詩人として賞を受賞する。児童文学作家、評論家。「ニューヨーカー」ほか各誌に散文も寄稿 する。

タイトル 発行 収録
犬の人生 1998 短編詩集

グレイス・ペイリー

1922年ニューヨーク生まれ。詩人として創作活動を始め、59年に短篇集を発表。

タイトル 発行 初出 収録
最後の瞬間のすごく大きな変化 1999 1974 短篇小説集17編
人生のちょっとした煩い 2005 1959 短編小説集10編
その日の後刻に 2017 1985 短編小説集17編

J・D・サリンジャー

1919年ニューヨークのマンハッタン生まれ。「ライ麦畑でつかまえて」など。

タイトル 発行 初出
キャッチャー・イン・ザ・ライ 2003 1950
フラニーとズーイ 2014 1961

レイモンド・チャンドラー

1888年シカゴ生まれ。アメリカ探偵作家クラブ会長。「プレイバック」以外の長編は映画化されている。

タイトル 発行 初出
ロング・グッドバイ 2007 1953
さよなら、愛しい人 2009 1940
リトル・シスター 2010 1949
大いなる眠り 2012 1939
高い窓 2014 1942
プレイバック 2016 1958
水底の女 2017 1943

ジム・フジーリ

1953年ニュージャージー州ホーボーケン生まれ。探偵小説のシリーズの「HARD,HARD CITY」は2004年ミステリー・インク・マガジンのベスト・ノベルに選ばれる。

タイトル 発行 初出
ペット・サウンズ 2008 1966

シェル・シルヴァスタイン

1932年シカゴ生まれ。作家、イラストレーターであり、シンガーソングライター。1969年、1984年グラミー賞受賞。

タイトル 発行 初出 収録
おおきな木 2010 1964 絵本

ジェフ・ダイヤー

1958年イギリス生まれ。1992年度「バット・ビューティフル」でサマセット・モーム賞を受賞。1997年に「Out of Sheer Rage」が全米批評家協会賞小説部門の最終候補作となり、2006年E.M.フォースター賞を受賞する。

タイトル 発行 初出
バット・ビューティフル 2011 1991

マーセル・セロー

1968年イギリス生まれ。2002年「ペーパーチェイス」でサマセット・モーム賞を受賞。「極北」で全米図書賞及びアーサー・C・クラーク賞の最終候補となり、フランスのリナペルスュ賞を受賞、2014年「Strange Bodies」でジョン・W・キャンベル記念賞を受賞する。

タイトル 発行 初出
極北 2012 2009

ダーグ・ソールスター

1941年ノルウェー生まれ。Ellevte Roman,Bok Atten(Novel 11,Book 18)でノルウェー文芸批評家賞を受賞。

タイトル 発行 初出
Novel 11, Book 18 2015 1992年

カーソン・マッカラーズ

1917年ジョージア州コロンブスで生まれる。南部を舞台に描かれる。「心は孤独な狩人」「黄金の眼に映るもの」は映画化されえている。

タイトル 発行 初出
結婚式のメンバー 2016 1946

ジョン・ニコルズ

1940年カルフォルニア州バークレー生まれ。ハリウッドの脚本も手掛ける。

タイトル 発行 初出
卵を産めない郭公 2017 1965

エルモア・レナード

1925年ルイジアナニューオリンズ生まれ。1984年「ラブラバ」でエドガー賞最優秀長篇賞。1991年「Maximum Bob」でハメット賞を受賞。1992年にアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞を受賞する。

タイトル 発行 初出
オンブレ 2018