メディア(画像 等)のアップロード時のエラー
エラーの内容
ファイルが空のようです。中身のあるファイルをアップロードしてください。このエラーは php.ini ファイルでアップロードができない設定になっているか、post_max_size が upload_max_filesize よりも小さく設定されているために発生している可能性もあります。 |
WordPressのメディアのアップロードサイズは、標準が2Mです。これを変更するか、小分けしてアップロードしなければなりません。
- アップロードサイズの変更
- 小分けしてアップロードする
次の3つの方法があります。
1.「php.ini」で最大サイズや時間を変更する
php.ini は、PHPプログラムの動作や環境を設定するファイルです。php.ini を修正できる場合はこれを修正することで改善します。
php.iniの設定のデフォルトはアップロードファイルが2Mで、強制終了までの時間が30秒です。この部分を変更します。
php.ini の設定項目 | デフォルト | |
---|---|---|
upload_max_filesize | アップロードファイルの許容サイズを設定 | 2M |
post_max_size | POSTデータの許容最大サイズ | 8M |
max_execution_time | 強制終了されるまでの時間 | 30秒 |
max_input_time | サーバー側のPHP が起動してからスクリプトの実行を開始するまでの時間 |
強制終了までの時間を延ばしたとしても、サーバー側のタイムアウト設定もあり、それにより中断される場合もあります。また、PHP5.3.4以降、post_max_size 0でも、無限にならない場合もあるので注意してください。
「php.ini」を編集できないサーバーは、「.htaccess」を編集します。
2.「.htaccess」で最大サイズや時間を変更する
「.htaccess」は、アクセス制限やリダイレクトなどを様々な制御や設定に使われるファイルです。これを編集することで改善します。
「.htaccess」は最も上位にアップロードされています。
サーバーによっては「.htaccess」を利用できない場合もあります。
「.htaccess」の編集の手順
FTPを利用します。
- 「.htaccess」を開く
- 「.htaccess」がない場合は作成する
- 「post_max_size」を20Mにする
- 「max_execution_time」を60秒にする
- 「.htaccess」を保存する
- FTPソフトでアップロードする
- 名前を「.htaccess」に変更する
- 一度管理画面を閉じる
WordPressのメディアのアップロードサイズは、標準が2Mです。これを変更しなければなりません。テキストエディタやメモ帳で編集、下記を貼りつけます。「.htaccess」のファイルの最後には必ず改行を入れます。
php_value max_execution_time 60 |
「.htaccess」をメモ帳で編集・作成する場合の注意事項
「.htaccess」は、メモ帳ででも作成できますが、以下のことに注意して下さい。
「.htaccess」のファイル名について
ファイルの拡張子はありません。ファイルをアップロードした後に、ファイル名を確認して下さい。メモ帳で作成した場合は拡張子がついている場合があります。
文字コード
メモ帳の場合の文字コードは「ANSI」のままにして保存して下さい。
「.htaccess」をアップロードする場所
アップロードする場所は、設定を適用させる範囲によって変わります。今回はウェブサイト全体に適応させるので、最も上位にアップロードします。
3.アップロードを小分けする
FTPソフトを使って「.htaccess」や「php.ini」ファイルを編集したくない場合、または編集できない場合は投稿記事を小分けにすることで、投稿記事をアップロードできます。
- 古いブログのエクスポート画面を開く
- ファイルの選択で、投稿を選ぶ
- 投稿のうち期間を限定しエクスポートする。
(移動させたい投稿を期間で数回に分けエクスポートする。) - 新しいブログに、数回に分けたファイルをインポートする。
以上で、アップロードできると思います。
カテゴリーや年月毎にエクスポートする