WordPress 4.9.6 から新しいツールが追加
WordPress 4.9.6 から新機能が2つ追加されてます。
- 個人データのエクスポートと消去するツール
- プライバシーポリシーページの作成ツール
何故、このツールを追加する必要があったのか?
一般データ保護規則(GDPR)
5月25日、欧州連合(EU)の一般データ保護規制が発効となりました。
GDPR は、個人情報の収集・使用・共有の方法について、企業とサイト所有者に透明性を要求します。また、個人には、自身の個人情報が、収集・使用・共有される際により多くのアクセスと選択肢を提供します。
- ユーザー(サイト訪問者)がデータの使用についての選択肢や同意が必要
- データは意図した目的のために収集・使用し、ユーザーに明確に通知されたものであること
- データのコピーや他のデータとの組み合わせしないこと
- データの処理とアクセスできる人数は最小限とする
- 必要がなくなったデータはアーカイブも削除する
- 不正確なデータが悪影響を与える場合は常に最新のデータである確認をする
- データーの収集、使用、共有する方法などの権利をユーザーに知らせる
- ユーザーにデーターへのアクセスやダウンロード手段を提供する
- データを保護し、誤用や違反を防止する
- 適切なセキュリティ対策を行う
- プライバシー規制を満たす
個人データとプライバシーポリシーページのツール
個人データのエクスポートと消去 個人データのエクスポートと消去リクエストに便利な新しいツールを追加しました。 プライバシーポリシー |
データを収集するプラグインを利用している場合
データを収集するプラグインを使っている場合、その情報をワードプレスのサイト所有者は、プラグインによって収集されたデータ含むユーザーの個人データを消去することができます。
データのエクスポート
サイト所有者は、WordPress とプラグインによって収集されたユーザーの個人データ・利用データのZIP ファイルをエクスポートできます。
ユーザー名またはメールアドレスを入力し、リクエストを送信
受信したリクエストの確認メール
- ツール
- 個人データのエクスポート
- ユーザー名またはメールアドレスを入力
- リクエスト送信をクリック
- リクエストしたメールアドレスにリクエストを確認するためにメールが送信される
- メールのリンクをクリック
- リクエスト完了
データの消去
サイト所有者は、プラグインによって収集されたデータ含むユーザーの個人データを消去することができます。
データの消去も、データのエクスポートと同じ手順です。
- ツール
- 個人データの消去
- ユーザー名またはメールアドレスを入力
- リクエスト送信をクリック
- リクエストしたメールアドレスにリクエストを確認するためにメールが送信される
- メールのリンクをクリック
- リクエスト完了
プライバシーポリシーページの作成または選択
サイト所有者として、国内または国際的なプライバシーに関する法律を遵守する必要がある場合があります。例えば、プライバシーポリシーを作成して表示する必要があるかもしれません。
特にデータを収集するプラグインを利用している場合は、サイトのプライバシーポリシーページを作成または選択し、ユーザーへの情報提供と認知向上を行うことが推奨されています。
プライバシーポリシーページの作成手順
既存のページか新規のページかを選択
「プライバシーポリシーガイド」を参考にできる
- 設定を選ぶ
- プライバシーを開く
- 既存のプライバシーポリシーページがある場合は、それを選択する
- 既存のページがない場合は新規ページを作成する
- 固定ページの編集が表示される
- テンプレートが必要な場合は「プライバシーポリシーガイド」を参考にする
プライバシーポリシーページを設定した後に、編集することをおすすめします。 折に触れてプライバシーポリシーを見直してください。とりわけテーマやプラグインをインストールしたりアップデートした後には再検討しましょう。ポリシーに追加を検討すべき変更や新たに提案された情報があるかもしれません。